個性派出汁の沖縄そば10選

沖縄そばといえば、かつては「三枚肉そば」と「ソーキそば」の二択が主流でしたが、今や数多くの沖縄そばメニューがラインナップされています。スープに焦点を当てても、王道の「カツオベース」と「豚骨ベース」に限らず、新しい味わいの出汁を提供するお店も増えています。今回は、そんなお店をいくつか紹介します。変わり種出汁の沖縄そばは、好みの差が出る可能性もありますが、その店舗でしか味わうことができないため、その味にハマってしまうとリピーターになること間違いなしです！

那覇市具志『鯛だし沖縄そば 磯ノ宮』店名にもある通り、鯛出汁の沖縄そばです。透明度が高いスープで見た目どおりのあっさり味です。店主曰く「魚臭いから苦手な人もいるんですよねぇ」との事でしたが、私を含め私の周りの人間は全て好評価です！上品な味で美味しい！そして鯛めしがセットで付くのですが、最後に残ったスープをかけて鯛茶漬けの〆が最高！

名護市『カラオケBAR75』がランチタイムに提供する沖縄そばは、いりこだしです。店員さん曰く「そばもジューシーも沖縄では珍しい味付けにしてます」との事。たしかに他では味わった事の無い味。鯛出汁やあごだしとも全然違う。基本あっさりですが少しコク強めですね。そして、やはりジューシーについても、他とひと味違う。

読谷村『居酒屋 はりゆん』いまいゆ料理推しの居酒屋が提供する沖縄そばは、ミジュン出汁です。上記で紹介した鯛出汁、いりこ出汁は、スタンダードな沖縄そばとは明らかに違う味でしたが、こちらのミジュン出汁は、かなりカツオ出汁に近い味です。知らずに食べたら普通にカツオ出汁って思うかと。

浦添市『貝出汁沖縄そば キセキ.』店名にもなっている貝出汁の沖縄そばです。見た目は白濁のスープですが、かなりすっきりしていて飲みやすい。セットにつくあさりご飯、黒糖プリンも美味しくて大人気！私個人的にはトッピングのゴボウの素揚げが一番のヒットでした！

北谷町砂辺海岸通り『SOBA&BAR SEASIDE』上記の写真は貝だし沖縄そばですが、お店のイチオシはえび出汁の沖縄そばです。濃厚なクリーミーなスープと彩り良いトッピングで今風の新しい沖縄そばです。トッピングの中でもレアチャーシューが絶品！そしてサイドメニューのリゾット飯も面白い！もちろん美味しい！

うるま市宮城島『うるまの島そば 海をのむ』こちらの沖縄そばは具も出汁も魚介のみ。トッピングも肉なしで海藻メインとなります。アーサや海ぶどうを大量にトッピングするとスープ自体が塩っぱく感じる店もあるのですが、こちらの沖縄そばは、全然塩っぱくなくスープも美味しくいただけます。じゅーしーも同じく魚介系の味となっており、そばとベストマッチ！

恩納村『More Blue』ステーキ&うどんカフェが提供する沖縄そばは京風うどん出汁。これはそのまんま、うどん出汁とのハイブリッドです。トッピングで九条ネギが載っている事もあり、うどん感が満載です。

宜野湾市『NATURAL TONE』こちらのカフェでは、ヴィーガンの沖縄そばとタコライスを提供してます。現時点で私が知る限り、ヴィーガンの沖縄そばは、他では聞いた事がない！三枚肉に見えるトッピングは車麩です。そしてスープは椎茸、昆布などを使用。動物性の食材は一切、使っていません。海外の方で「ヴィーガンだけど沖縄そばを食べてみたい！」っていう方々から好評との事。

宜野湾市『くろしお』は、かなり珍しい出汁で、イラブー出汁を使った沖縄そばです。因みにイラブーとはうみへびの事です。上記で紹介したお店の数々は、沖縄そばでは珍しいものの、別の料理では見た事がある出汁でしたが、うみへびとなると、一気にハードルが上がりますね！味の想像がつきません。しかし、いざ食べてみると意外に違和感ないんですよ。普通に美味しい沖縄そばです。イラブーは滋養強壮に良いらしいので、ぜひお試ししてみては？